**Deux Sucre**
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今日を共に。


一年のうちで、3月は少し仕事が楽になる時期です。
いつも、小刻みな時間をやりくりしているOuiにとって、2時間フリーな
時間が出来たりすると・・・・お恥ずかしい話ですが、「こんなに楽していいの?」
「この時間どうやって過ごす?」とどぎまぎしたりして・・・。

根っからの、時間ビンボー性なのだと痛感。

なれど、そんな貴重な空白の時間にすることは決まっています。
しぃなぁお散歩に行き、いつも以上に丁寧にお手入れをして、お部屋で追いかけっこして
おやつを作る。
この時間が、今、とにかく至福です。

期間限定のこの緩やかな時間を謳歌したいと思っています。



家にいる時間がいつもより長いと、しずくも凪もリラックスしてお昼寝したり
じゃれあったりしています。
今日はそんな、他愛もない姉弟のヒトコマを綴ります。

 
いつものごとく、凪はソファの下へもそもそともぐって行き・・・・
「にゃおん」と声を出しては、しずくの気をひきます。

(この、凪の「にゃおん」という声は、本当にネコちゃんの声にソックリです。)



この、カワウソのような鼻先。ママがつんつんしようものなら、ワニさんみたくガブってしようと
するんです。命中率ゼロのワニさん。ちっとも怖くなんてありません。




ったく。変な子です。

すると、お人よししずくがやってきます。

出ておいで

はやくぅ

ねぇねぇ


なぁってば

しずくと凪が姉弟となり、一緒に暮らし始めてからというもの、しずくは凪だけには甘い甘いお姉ちゃんになりました。

凪は、人一倍ヤキモチ焼きなので、しずくがママにチュッチュしたりしていると、戦闘機のようにとんできて
しずくの鼻先をがぶっとすることもあります。

けれど、しずくは凪だけには甘い。姉弟って不思議なものです。
そんなしずくの優しさに救われることは多々あるのです。

ねぇ凪。


ママね、3月はうんとうんとしずくと凪と蜜月を楽しもうと思うの。
しずくと凪の小さな変化、かわいらしい行動を全部見ていたいの。

今年は寒さが長引いて、季節のお花のシーズンも遅れ気味。
けれど、お散歩途中に咲くお花を一緒にめでたり、空の青を感じたり、
しずくと凪と新しい季節を迎えられるヨロコビを、ママは身体でいっぱいに感じたいなぁ。




たぶん、凪はママのお話なんてきいてないと思うけれど。
しずくがいて、凪がいて。いつもそこには笑いがあって。

そんな幸せな時間を、今日も過ごせたことに感謝しつつ。
春に向かいたいと思います。                       2012年3月11日。

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